スニペットツールPhraseExpressの代替は?Alfred 4が良い感じ。

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MacをmacOS Monterey バージョン12.0.1 にアップデートしてから、色々と挙動が怪しくなっている我が家のMac。

Macの電源を落とそうとするとスニペットツールPhraseExpressが邪魔をして終了できなくなったり、メニューバーやDockにいるPhraseExpressをいじろうとしたら100%レインボーマークが出てPhraseExpressを強制終了するしかなくなるなどの問題に遭遇。これはいよいよマズイと思ってスニペットツールの乗り換えを行いました。

乗り換え先はAlfred。個人的に全Macユーザー必須で、何だったらMacにデフォルトで積んでいてほしいとすら思っているランチャーアプリです。

以前からパワーパック(有料版)で使っていたのですが、そう言えばスニペットツールとしても使えたなぁと思い出して試しに使ってみたら、これがまぁ快適快適。同じようにPhraseExpressで問題が起きた方や、優秀なMac用スニペットツールを探している方にご参考いただければ嬉しいです。

Alfredのスニペットツール 実際の使用例

百聞は一見に如かずということで、まずは下記の使用例(例で作った3つのスニペットの展開例)を見てみてください。

Alfredのスニペットツール 実際の使用例

1行目部分は「;itsmo」と入力し、「いつもお世話になっております。」を展開するように。

3行目〜5行目は「;smartphone」と入力し、仕事でよく使うけど毎回書くのはしんどすぎるようなソースコードを展開するように。

7行目〜26行目は「;sonogo」と入力し、で仕事で使いそうなメール文章と署名を展開するように登録してみました。

スニペットを使えば入力が爆速になるのは勿論、記述忘れやタイピングミスもなくなりますよね。よく使う文章・文言であればあるほど、結果的に時間を大幅に節約できます。

placeholderが便利

スニペットはただ展開(発火)させるだけでなく、Snippet:内の波括弧{}で囲まれた部分に特定のテキスト(文字列)を入力すると、placeholderという便利機能を使うことも出来ます。

例えば展開直後に指定位置までカーソル位置を移動したい場合は、以下のように入力します。

{cursor}様
お世話になっております、
Taro Hogeです。

各Snippet:の内容に{cursor}という記述をすると、スニペットを展開(発火)した後にカーソル位置をその位置にまで移動してくれる、という仕組みです。

「;sonogo」で展開した3つ目の例のように、名前だけ変えて色んな人に同じ文章を送る必要があるときなんかには、かなり重宝します。

本記事では詳細には触れませんが、placeholdeには他にも以下のようなタイプがあります。

  • {clipboard} 展開時にクリップボードの内容を取得する
  • {date} 今日の日付を取得する
  • {time} 今の時間を取得できる
  • {random} 意図的に表記ゆれを作ったりできる

などなど。

有料版AlfredのPowerpackに含まれるツールです

そんな便利なAlfredのスニペットツールですが、使用するには、Powerpackという名前の有料版Alfredを使う必要があります。

また、AppleのApp StoreにあるAlfred 4は機能制限されておりPowerpackが適用できないため、公式サイト版をダウンロードします。Powerpackの価格は、通常ライセンスで£25(約3,500円)。メガサポーターのライセンスで£45(約6,000円)となります(価格は記事執筆時点のもの)。

スニペットツールだけのためなら高く感じられる場合もあるかもしれませんが、Powerpackでは他にもClipboard履歴、Workflowといった便利なツールが開放されるため、個人的はメガサポーターライセンスを購入しておくのがオススメです。(僕もメガサポーターライセンスを持っています)

ライセンスを購入したらAlfredの環境設定を開いて、Powerpackという項目でライセンスキーを入力すれば、Powerpackが有効化されます。

Alfredのスニペットツール 設定方法

Alfredのスニペットツール 設定方法

Alfred 4 を開いたら、上から2番目にあるFeaturesを選択します。次にSnippetsを選択すると、上記画面のような表示になります。

Collectionの欄の下部にある、+ボタンを押して任意の名前のCollectionを作成します。(各Snippetを分類するフォルダのようなもの)

Name:欄に任意の名前を記述します。Affix:のprefixとsuffixは空欄で構いません。

次にSnippetを同じように「+」ボタンを押して追加していきます。

Name:は自分で分かりやすいものにすると良いと思います。KeywordにはSnippetを呼び出す際のキーワードを記述します。僕は「;(セミコロン)アルファベットキーワード」で呼び出すようにしています。(PhraseExpress時代から、このセミコロンルールで日常的に使うワードとの干渉もなく、問題なくスニペットを展開できています。)

僕は思った

使っていて思うのですが、少なくとも僕の環境ではAlfred 4のスニペットツールのほうが、PhraseExpressと比べて、キーワード入力から展開までのスピードがコンマ数秒速いような気がします。

PhraseExpressが潰れてしまって初めはかなり焦りましたが、Macで最も普段から使っているアプリでスニペットツールもカバーできてしまったので、結果的には良かったと思います。もし同じようなケースに直面された人がいたら、ぜひAlfred 4も検討してみてくださいね。

はじめに数千円を支払う必要こそありますが、スニペットツールを一日何回も使う(展開する)ようであれば、元はすぐに取れるはずですし、生産性もきっと上がることでしょう。

おまけ: Alfred 4が潰れたらどうしよう…とか思わなくもないですが(笑)、今までもAlfred 4が怪しい挙動をしたことは無いので、まぁ安心して使えると思っています。

この記事を書いた人

著者
マメナカさん
デザインをしたり、コードを書いたり、写真を撮ったり、散歩をしたり、歌を歌ったりして暮らしています。
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